2021.12.15

あらゆるデジタル広告に
汎用できる動画のつくり方

視覚と聴覚へ同時にアプローチできる動画は、ターゲットがごく自然な形で情報をキャッチする良質なコンテンツです。2020年はコロナ禍に伴い、ビジネススタイルが変容とともに動画広告市場の需要が増加。日本の広告費インターネット広告媒体費 詳細分析 2020によれば、日本の総広告費が減少するなか、2020年の総広告費のうち動画広告は3862億円規模となり、2019年と比較すると1.2倍近く大きく市場を拡大しています。また5Gの普及に伴い、「動画広告」の需要はますます増加が見込まれています。今回はあらゆる動画広告に汎用できる動画のつくり方をご紹介します。

動画広告のメリットと種類

人間は情報を視覚から86%、聴覚から7%を受け取るといわれています。そのため、動きや音楽、ナレーションなどを含む「動画広告」は目に止まりやすい広告であるといえます。静止画の広告と比較するとストーリー性のある内容を伝えることができるため、ターゲットに向けて効果的にアプローチすることが可能です。またインプレッション数(広告表示回数)や、再生回数、クリック数など動画を視聴したユーザーの行動を効果測定・検証できるのという点が「動画広告」の最大のメリットといえるでしょう。

<動画広告のメリット>
●視覚と聴覚へ同時にアプローチできる
●ストーリー性のある内容を伝えられる
●効果測定・検証ができる

「動画広告」の種類はインストリーム広告とアウトストリーム広告と2つに分けられます。インストリーム広告はYoutubeなどの動画コンテンツの中で配信する広告のこと。一方、アウトストリーム広告は、Webサイト上のバナーやアプリのフィードなどに配信される広告のことです。これらの広告の中にもさまざまな種類があり、細分化されています。これらをターゲットや目的に合わせて選定する必要があります。

<動画広告の種類>
●インストリーム広告
・バンパー広告
・True View広告 など
●アウトストリーム広告
・インバナー広告
・インリード広告 など

動画をつくる前に決めるべきこと

全章では動画広告のメリット、種類についてざっくりとご説明をしました。次に具体的に動画を制作する際にあたって決めるべきことについて触れていきます。

まず肝心なのが「①出稿の目的を明確にする」ことです。こちらは以後の②〜⑥の項目にも大きな影響を与える核となる部分なので、具体的な制作を進める前にしっかりと吟味しておきたい内容です。その後、「②ターゲットの設定」、ターゲットに届けたい「③メッセージ・コンセプト」を考えていきます。そして着地点となる「KPI設定(重要業績評価指数)」を定めます。そうした上で、①〜③の項目を達成するための「⑤掲載先・配信方法」、「⑥動画の構成、内容」を具体的に検討していきます。

<制作にあたっての検討項目>

①出稿の目的を明確にする(認知拡大 or ブランディング or 販売促進)
②ターゲット(ペルソナ)の設定
③メッセージ・コンセプトを考える
④KPI設定
⑤掲載先・配信方法を選定
⑥動画の構成、内容を検討

これらの手順にそって「動画広告」を配信した後は、効果測定データ(インプレッション数や、再生回数、クリック数)を元に「定めたKPIをクリアできたか?」を評価しましょう。また単発の「動画広告」で終わらせずに、検証を行って次の「動画広告」に反映することも重要です。そうやって、より効果的なプロモーション活動へとつなげていきましょう。

デジタル広告へ展開した「動画」制作事例

「動画広告」の長さは媒体や広告の種類で異なりますが、6秒、15秒、30秒、60秒が主流となります。当社へ発注いただく企業様のほとんどがリアルな出展する展示会ブースでも活用できる動画も希望されるため、2分半程度のロング尺の動画を制作しておき、その動画を活用して出稿する「動画広告」に合わせて再編集することをおすすめしています。
下記は当社が制作したソニービズネットワークス株式会社 様の動画になります。
従業員のコンディション見える化ツール「somu-lier tool<ソムリエツール>」のリリースに伴い、CSRの観点から注目が集まるサービスの認知拡大、および企業のイメージ向上を目的とした動画広告展開を実施。ターゲットであるバックオフィス従事者や経営層にフィットする動画広告を検討し、複数の長さの動画を制作しました。

●2分半バージョン

●60秒バージョン

●30秒バージョン

●6秒バージョン

上記の4種とは別に「サービス内容」をコンパクトに伝える動画も制作しました。参考までにご覧ください。
●15秒バージョン

専門性の高い「動画」制作を行うことは容易ではありません。そんな時には豊富なノウハウ(アイデアや手法)を持ったパートナー企業へアウトソーシングすることも視野に入れてみてはいかがでしょうか?ビズデザインプラスではご予算やニーズに合わせて、理想的な「動画」を制作いたします。企業や商品のブランディングのための「コンセプト動画」だけでなく、操作方法を直感的に伝える「マニュアル動画」の制作まで、さまざまな目的に対応いたします。また制作と合わせて、あらゆるデジタル広告の設計・プランニングも可能です。
まずはお気軽にお問い合わせください。

参考文献:「日本の広告費インターネット広告媒体費 詳細分析 2020」

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